Doctor with stethoscope in a hospital, back view

医師転職事情~関西編~

日本の医療は西高東低なんていう言葉をご存知でしょうか?そもそも、日本自体がどこも医師不足・看護師不足という状況にありますので、47都道府県で競わせても仕方ないような気はしますが、西日本の方が医師数・病院数が多く、つまり医療環境がいいということを表す言葉になります。

単純に患者目線ならば、関西の方が医療環境がいいと分かりますが、医師から見た場合には関西地方の医師転職環境というのはどうなのでしょうか?医師が多いから就職しづらい?それとも病院が多いから求人案件が多い?お給料は高いの?安いの?など様々な疑問があるはずです。その辺りを包括しながら関西の医師求人・転職事情を読み解いてみましょう。また、調べるにあたっては『ドクタービジョン』という医師求人・転職サイトを大いに参考にさせていただきました。

■大阪府の医師求人環境

大阪は関西で最も人気のある医師転職エリアです。病院数が多いため、医師求人案件数は豊富です。ただし、その分の競争が激しいためちょっと迷っているとすぐに求人案件がなくなってしまいます。特に大阪府の中でも大阪市は人気が集中しているので競争はもっと激しいものと心しておくといいでしょう。ただし、医師平均年収は低いようです。これは東京都も同じですが、求人需要が多いところでは、給与面が下がるということがあります。ただ、大阪府の場合、東京とは異なり医師平均年齢数が10歳以上も若いため、単純に年収がその分だけ低いということも考えられます。エリアの特性と理解しないで、案件基準で考えて応募されるのがいいでしょう。
(参考:ドクタービジョン‐大阪府の常勤医師求人

■京都府の医師求人環境

京都は好待遇が期待できる医師転職エリアです。医師平均年収は全国平均よりも高く、休暇や福利厚生・各種手当なども充実している求人案件が多いようです。医師の転職エリアとしては非常に魅力的です。でも、それならなぜ大阪の方が関西一の医師転職人気エリアなのかと思われますよね。実は、求人案件の大半が京都市内の病院になるのですが、京都市には京都大学と京都府立大学がありますので、派遣体制が非常に強い地域になっています。よって、医局に属さない医師は求人において苦戦が予想されるというかなり限定的な転職エリアといえるのです。逆に、京都市外の求人案件については、競争はあまりないようなので、京都府での転職を希望される医師は京都市外の求人案件を狙ってみるといいでしょう。
(参考:ドクタービジョン‐京都府の常勤医師求人

■兵庫県の医師求人環境

兵庫県は医師にとって転職しやすいエリアといえるでしょう。医師・医療機関の絶対数こそ多いものの、大事な人口10万人対比の医師数では全国平均を下回る有様です。つまり、医師が足りていないことから求人も多く、決まりやすいと言えます。また、医師平均年収も全国平均より高いので魅力的な地域と言えるのではないでしょうか。ただし、南部と北部で気候が全く異なるように、これは南部の一般的な状況になりますの兵庫県北部はまたちょっと違うみたいです。
(参考:ドクタービジョン‐兵庫県の常勤医師求人

三府県にいずれも共通なのは、やはり求人案件はそれぞれ大阪市、京都市、神戸市といった大都市に集中するということ、また給与水準はやはり西日本は高いということぐらいでしょうか。結果的には、どの府県でも魅力的かどうかは案件次第で判断するのだと思いますが、医師という職業は同じでもエリアによって微妙に転職環境は異なるということが見えた次第です。